田舎の風景
そうめんのめんつゆは好きですが、季節の梅雨はあまり好きではないです。
なんてどうでもいいことが頭に浮かんだので書いてみただけです。
さて、先日実家へ帰省しますと田植えが始まっているではありませんか。
一人で田んぼの間のあぜ道を歩いてみると目線が下がり足元ばかりを見て歩いてしまうようになっていました。昔は元気に走っていたあぜ道も、目線の高さが変わったことによるのか、年を重ねたことによるのかはわかりませんが、足を踏み入れて数歩で舗装された道へ出るまでに水路へ落ちないよう慎重になる自分がいました。
舗装された道へ降り立った際の安心感は子供の時には感じなかったものです。世界は進化しますが私は退化しているのかと思いました。
道路の舗装等で自然環境は変わっていると思いますが、珍しく蛍を目にしました。
子供の頃は実家の周辺では見た記憶が無いのですが、1匹だけホワンホワンとした優しい光を放ち飛び回っている蛍を庭先で確認できたのです。携帯を所持していなかったので写真には納めることができませんでしたが、その時だけの確かなひと時、十数秒を味わえた良き時間、休日でした。
投稿日:2021/06/03 投稿者:藤本 康宏